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ハゲタカのSS不定期掲載
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今日は微妙に18金、じゃなかった18禁に挑戦。
別に、たいしたことないんですが。
お仕事に嫉妬する由香ちゃんが、鷲津氏に悪戯ぶっこいてみましたと。
省略した部分に、管理人的真のエロ魂こもっていたんですが、ここ普通にブログなんでねぇ。
って誰も来ちゃいないから、勝手に書きなぐってもよさげなんですが、なんで二の足踏むよ、自分。
そのうち免疫ついたら載せるです。
あー、うちの由香ちゃんがだんだんアホエロくなっていく・・・





ぱら・・・カチカチカチ・・ばさ・・・・。

「・・・というわけなの。 ねぇ、ひどいと思わない?」

「・・・ああ、そうだな」


久しぶりの逢瀬のはずが、上の空を地でいく鷲津である。

何しろこのところ、彼は忙しかった。

来月、発表されるはずの米国の公定歩合引き上げに、中東マネーが待ったをかけた。

先週はIRAのテロ情報に、英国FTSE100が今年一番の下げ幅を記録した。

これで欧州各国の株式相場も、しばらく今年最安値を更新し続けることになるだろう。

それに月末開催のG8と、日本の第二4半期決算が重なった。

おかげで鷲津ファンドの各チームは、連日ブリーフィングに継ぐブリーフィング続きなのである。

今夜の鷲津の帰宅も、3日ぶりに無理を承知で割り込ませたようなものだ。

実際、明日のブレックファーストミーティングの資料は、まだ半分以上目を通せないまま積み重なっている。

だから今は恋人の話にも、片手間にせいぜい相槌を打つくらいが精一杯なのだ。




「だから、私言ってやったの・・・って、鷲津さん聞いてる?」

「・・ああ。聞いてる」

「嘘。・・・聞いてない、鷲津さん」

鷲津の視界の端に、両頬を膨らませた由香が映っている。

彼しか知らない彼女の拗ねた姿はとても可愛いが、今の鷲津にそれを楽しむ余裕はない。


「由香さん、すまないが…。」

「いいわよ。 忙しいんでしょ」

「ああ」


申し訳なくて、彼女にきちんと説明しようとすれば、一瞬早く由香は横を向いてしまった。

お互い、それなりの立場で責任ある仕事をかかえる身である。

さすがにこの状況は理解してくれただろうと、鷲津は再びパソコン画面に視線を戻した。




ぱら・・・カチカチカチ・・・カチ・・・カチカチ・・ぱら・・・

――が。

どうやら認識は甘かったらしい。

忍び寄る気配は、さながら猫の狡猾さだ。

膝にかかる指、太腿あたりにさらさらと感じる髪と吐息の感触。

このときの鷲津はまだ、相手をしてもらえない由香の単なる悪戯だろうと思っていた。

ちょうどクオンツ担当者と、海外委託先企業の分析結果について真剣なやりとりを交わしていたこともある。

事態の予想外の進展に気づいたのは、下腹部でジッ・・・という鈍い音がしたから。

その後から、慌てたような金属音が響いたのは、由香がこの手のことにまだ慣れてないせい。

スーツのままだった鷲津の、スラックスのジッパーとベルト。

開放する手順を間違えて、それから。

腹部の中心に、温かく濡れた感触が落ちてきた。


「・・・っ。」


思わず画面から目を離して見下ろせば、由香の上目遣いの大きな瞳に出会う。

長い睫毛の瞼をすいっと細めて笑う姿は、まさに美猫そのもの。

半開きの、唾液に光る妖艶な唇に、思わず視線を奪われそうになり慌てて目をそらした。

今夜ばかりは、鷲津は流されるわけにいかないのである。

明日午前7時から、当社が提案するオルタナティブについて各委託先ディーラーを招いた会議を入れてある。

来期170億分の運用方針を決める大事な会議だ。

どんな微細なことも、これに支障をきたすわけにはいかない。

 


再び画面に視線を戻した鷲津に、由香はすっかり不満げである。

――せっかくこっち見たのに。

――わるくないって顔したのに。

さっきまでの躊躇はどこへやら、今度は積極的に由香は鷲津の腹に唇を落とした。

舌を這わせ、へそのくぼみや周囲を丁寧に舐める。

そうしてそこらじゅう、唾液にぬめった唇で吸い上げ、赤い跡を残した。

そのたびに鷲津の太腿がぴくりと反応するのが、由香は楽しくてしょうがない。



しかし鷲津は、かたくなに由香のほうを見ようとしないのだった。

ちらりと見上げれば、パソコンの画面に集中する沈着冷静なビジネスマンの鷲津の顔。

だが、由香にはわかっている。

彼は今、堪えている。

――だって、ほら。

耳元が、さっきよりずいぶん赤い。

銀縁眼鏡の奥の目も、焦点を失くしかけている。

――そろそろだよね。

由香がスラックスの中に、そろりと指をもぐりこませる。

幾分硬度を増したそこに、布越しのくちづけを落とす。

――やっぱり。

さっきと全然違う反応。

由香の身体にも、うっすらと赤みがさしている。

鷲津に覚えさせられた下半身が、じんと熱い。

それでも彼はまだ、由香のほうを見ようとしない。



――ひどいよ、鷲津さん。

こんなにあなたが好きなのに。

こんなにあなたが欲しいのに。 



由香は大きく口を開くと、舌を突き出し、下着の上からこれみよがしに彼の欲望を口に含んだ。

「・・・・っ!」

「いひ・にい・はん・ひ・・・」

鼻にかかる声は、唇でしごきながら数えているから。

「はひ・ひゅう・ひゅう・・・・」

「な・・何を数えてるんだ?」

「わひるはんがわらひをらきひめれくれるまれ、いくふまれかろえられるか(鷲津さんが私を抱きしめてくれるまで、いくつまで数えられるか)」

とうとう鷲津が根を上げた。




「・・・・由香さん、責任とって・・・朝まで・・・つきあえよ」


  

 

このあと、二人がどうなったかはヒ・ミ・ツ。(笑)



(会議は中延さんや村田さんがフォローしてくれたことと思います@汗)

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